個人AI Ops — n8n・Dify・Claude Codeで回すマルチノード自動化基盤の全体像
このプロジェクトについて
個人開発者として複数のプラットフォームで技術記事を書き、AITuber配信を運用し、SNSで発信する——やることは多いのに手は2本しかありません。
そこで、n8n(ワークフローエンジン)・Dify(AIアプリプラットフォーム)・Claude Code(AIコーディングアシスタント)を軸に、日常の反復作業を自動化する基盤を構築しました。
ノード構成
4台のマシンが役割を分担して連携しています。
graph TD
subgraph VPN["VPN接続"]
MAIN["メイン開発機<br/>n8n master / Dify / GPU推論"]
SUB["モバイル機<br/>n8n replica(フェイルオーバー)"]
end
DISCORD["Discord AI-Ops Hub<br/>通知・タスク振り分け"]
MAIN <--> DISCORD
SUB <--> DISCORD
DISCORD <--> SRV["常時稼働サーバ<br/>Task Executor / PR Auto Review"]
DISCORD <--> VPS["軽量VPS<br/>Engagement Collector / 監視"]
| ノード | 役割 | 主なワークフロー |
|---|---|---|
| メイン開発機 | n8nマスター、GPU推論 | 記事投稿、X自動投稿、カレンダー告知Bot |
| モバイル機 | フェイルオーバー用レプリカ | メイン機と同等のWF |
| 常時稼働サーバ | 自動化タスク実行 | Task Executor、Novel Pipeline、PR Auto Review |
| 軽量VPS | 外部API連携 | Engagement Collector、CVE Monitor、Digest |
自動化している主な処理
コンテンツ投稿パイプライン
graph LR
A["記事執筆<br/>Obsidian"] --> B["AIレビュー<br/>Dify"]
B --> C["Article Publisher<br/>n8n"]
C --> D["Qiita / Zenn<br/>API投稿"]
D --> E["X自動告知"]
Obsidianで書いた記事をDifyのAIレビューにかけ、OKならn8nワークフローがQiita/Zenn APIで自動投稿。投稿後はXの告知ポストまで一気通貫で実行します。
エンゲージメント分析
graph LR
A["週次cron"] --> B["X API / GA4 /<br/>Qiita API"]
B --> C["GitHub Issue<br/>レポート生成"]
C --> D["Telegram通知"]
各プラットフォームのエンゲージメントデータを週次で自動収集し、トレンドを可視化。どの記事が読まれているか、フォロワーの増減はどうかを自動レポートします。
コードレビュー自動化
graph LR
A["GitHub PR作成"] --> B["n8nポーリング"]
B --> C["Claude Code<br/>自動レビュー"]
C --> D["PRコメント投稿"]
C --> E["Discord通知"]
全リポジトリのPRを5分間隔で監視し、Claude Codeが自動レビュー。レビューコメントはPRに直接投稿され、Discordにも通知が飛びます。
その他の自動化
- リリース監視: 依存ライブラリの新バージョンを検知→影響度を3段階判定→緊急のみTelegram即通知
- ヘルスチェック: 全ノードの死活監視を30分間隔で実行→異常時はDiscord通知
- 小説自動執筆: テーマを投入すると深夜3時にDifyが自動で小説ドラフトを生成→Obsidianに着地
- カレンダー告知Bot: Google Calendar のイベントを検知→Difyで告知文生成→X投稿
技術スタック
| レイヤー | 技術 |
|---|---|
| ワークフロー | n8n(セルフホスト、Docker) |
| AIアプリ | Dify(セルフホスト、Docker) |
| AIコーディング | Claude Code CLI + HTTP Bridge |
| LLM | Claude Opus 4.6(精密)、GPT-5.4(GitHub特化)、Gemini 2.5 Flash(レビュー) |
| 通知 | Discord Bot + Telegram Bot |
| VPN | Tailscale |
| GitOps | n8n/Difyワークフローをgit管理 |
| ナレッジ管理 | Obsidian + Vault自動同期 |
設計思想
「個人規模だからこそ自動化」
企業のDevOpsとは違い、個人開発者には運用チームがいません。だからこそ、反復作業は機械に任せ、人間は創造的な作業に集中する設計にしています。
「壊れても気づける」
自動化の最大の敵は「静かに壊れること」。全ノードのヘルスチェック、ワークフロー実行ログのDiscord通知、エラー時のTelegramアラートで、異常にすぐ気づける仕組みを入れています。
「段階的に育てる」
最初から完璧を目指さず、小さなワークフローから始めて徐々に拡張。n8nのビジュアルエディタのおかげで、プログラミング不要で新しい自動化を追加できるのが強みです。
関連記事
Qiita
- Claude Code × n8n MCP+CLIハイブリッドで「自然言語→ワークフロー自動生成」を実現した話
- MCP不要!Claude Code × gogcli で Google Workspace を CLI 操作する
- Claude Code × Obsidian CLI で個人ナレッジベースを自動運用してみた
Zenn
- Windows + WSL2 で Claude Code の設定ファイルどうする問題 —— 「完全統一」の罠と現実解
- Claude CodeからNotebookLMを直接参照する — MCP Server統合ガイド
このプラットフォームは日々進化中です。新しい自動化を追加したら随時更新します。進捗は X (@toki_mwc) で発信しています。
このブログのすべての記事は、CC BY-NC-SA 4.0 ライセンスの下で提供されており、特に明記されていない限り、すべての権利を留保します。転載時には出典を明記してください: Toki Blog。